運動は脳も鍛えてくれる
あなたは運動すること、お好きですか?
私は身体を動かすことが大好きで、
・ピラティス
・筋トレ
・ランニング
・ゴルフ
を気分や身体の状態にあわせて楽しんでいます。週に2~3回は何かしらの運動をしているのですが、以前の私は運動が大嫌いでした・・・
そんな私がなぜ運動にハマっているのか。
それは、楽しい!というのが一番ですが、習慣化したことが大きいです。なぜ習慣化できたのか?というと、運動するメリットがあまりにも多いから。
今日のタイトルの通り、「運動は身体だけでなく脳(心)もきたえてくれる」んです!
5年ほど前まで、運動大嫌いだった私。ある人に運動のメリットについて教えてもらい、ランニングをし出すようになってからか、なぜか気分が良い状態になることが多くなったのです。
それまでは、更年期症状の1つでもある「何があったわけではないのに、気持ちが滅入る」ことに悩まされていました。
なぜ運動をすると、気分が良くなりごきげんになるのか?
・セロトニン
・ノルアドレナリン
・ドーパミン
が運動によって多く分泌されるから。
この3つは「神経伝達物質」と言われる脳内物質。細胞から細胞に信号を与えて、感情に影響を与えているそうです。
セロトニン:鎮静作用があり、脳の活動を調整。悩みや不安を和らげ、心を落ち着かせ冷静な判断をうながす。欠乏するとふきげんになる
ノルアドレナリン:やる気や集中力、注意深さをうながす。足りないと疲労を覚えたり、滅入ったりする
ドーパミン:意欲や活力をうながす作用がある。集中力や意思決定にも関わる。「集中物質」とも言われる
(引用:『運動脳』アンデシュ・ハンセン)
なるほど~!だからなのか!と納得しました。
学生時代には、バスケやテニスをしていたのですが、社会人になってからは運動とは無縁。5年前にひょんな事からランニングを始めた際、なんと200メートルも走れなかった(笑)
でもね、走っているときには悩みやモヤモヤはなくなり頭がスッキリ。
走っている最中や走った後には、「あれもやりたい!これもいいな!」などのポジティブな事に気持ちが向くし、仕事のアイディアもなぜかまとまる。
走ること=気持ちいい!となって、気がつくと楽しい!また行きたい!と勝手に習慣化できました。
運動で脳の老化が防げる!(BDNF)
運動すると健康になり、身体やお肌が若返るのはなんとなく理解できるのではないでしょうか。
でも、実は運動すると脳も若返るのです。
ランニング、サイクリング、水泳などの有酸素運動をすると
・BDNF(脳由来神経栄養因子)
が分泌されます。
これは主に記憶に関わっている大脳皮質や海馬で合成されるタンパク質。
脳細胞が傷ついたり死んだりしないよう保護をしたり、新たに生まれた細胞の成長をうながす効果があるんです。
しかも、脳と脳のつながりを強化し、学習や記憶力を高めたり、細胞の老化を遅らせるそうです!
BDNFを増やせるのは、1回20~30分の有酸素運動。筋トレでは効果がないそうなので、私は筋トレにランニングを挟むようにしています。
運動で脳をアップデートしていく
人間の脳の大きさは25歳がピークと言われていて、その後は年齢とともに小さくなっていきます。
しかも、1日に役10万個の細胞が死滅するそうです・・・そして脳そのものは毎年0.5~1%ずつ縮んでいきます。
最近、物覚えが悪くなっているのも仕方ないのね・・・
でもそんな私をふくめて皆さんに朗報です。
なんと、心拍が上がる有酸素運動をすることで、海馬は成長するというエビデンスが出ているのです。アメリカでの調査では、心拍数があがるトレーニングを1年実施した人は、海馬が2%成長したそうです。
つまり、1年間老化せず2歳脳が若返ったということですよ!!!
これを聞いて、忙しくても、定期的に運動をしています。
運動した後は仕事も効率的に進むのは、脳内物質が分泌されるから。気のせいではありませんでした。
心身の健康とごきげんのために運動していきたいものですね!
(編集委員TT)