ダイヤを輝かせる
「美」と言われて、あなたは真っ先に何を思い浮かべますか?
自分の内面的なことですか? それとも、外形的なことですか?
あるいは、自分以外の誰かや著名な芸術作品でしょうか?
輝活では、自分らしく輝くをテーマに掲げています。
美に関しても、ただ美しくあるだけでなく、自分らしく輝いていることを大切にしたいと思っています。
小噺ーダイヤモンド
ここで、ちょっと刺激的な小噺をしましょう。
出典を忘れてしまったのですが、自分を輝かせることに関するこんな小噺があります。
牧場にダイヤモンドが落ちていました。
でもそのダイヤモンドには、ベッタリと馬糞が付いています。
ダイヤモンドを拾った人は、拾ったダイヤを輝かせようと思い、馬糞の上からニスを一所懸命に塗りました。
ダイヤは無事輝きを取り戻しました。
—— そんな小噺です。
笑えるような笑えないような小噺ですが、
でも、自分自身を輝かせるということを考えたとき、私たちは実は、この小噺と同じようなことをしてはいないでしょうか。多くの美容情報やファッション誌を見ると、そこで表現されている美は、生産者の視点から語られているように感じられます。
ステレオタイプですし、なにより消費を前提としています。
それらの情報に乗っかって消費し、自分に採用して美を手に入れる。
それは、馬糞まみれのダイヤにニスを塗る行為と、もしかすると大差ないのかもしれません。
ダイヤを本当に輝かせたければ、こびりついた馬糞を落とすことです。
それさえできれば、ダイヤは本来の輝きを自然と取り戻します。
自分自身を輝かせる
KIKATSU(輝活)では、私たち一人ひとりが持っている美に対する独自の視点、内面から輝く美について考えていきたいと思っています。
消費することで実現・維持される美だけではなく、内面から自然と湧き出すあなた本来の美も大切にしたいですね。
自分らしく輝く美は、外見だけでなく内面からの充実感と関係していると思います。
周囲からの期待やステレオタイプにとらわれず、自分自身を受け入れ、成長し続けることこそが、本当の美の秘訣なのかもしれません。
(編集委員YI)